「温める」高麗人蔘 vol.2

高麗人蔘は「熱のある時に服用してはいけない、陽実の証の人には向かない」と言われたことがあります。確かに漢方では、高麗人蔘を補陽剤(陽は温かい性質)とか、温補剤と呼び、温める性質があるものとされています。

しかし、これはいわゆる草根木皮(植物)の中においての分類であり、そもそも植物が陰性で冷たい性質であることを勘案すれば、ちょうど中庸のバランスのとれたものであるといえます。

高麗人蔘には代表的な七つの効果があるとされ、その中に健脾止瀉、補肺定喘というものがあります。これは直訳すれば「胃腸を健やかにし下痢を止める」、「肺を補って喘息を止める」ということになります。

また同じく、七効説の中に益血復脈という効果があるとされています。これは貧血を改善し酸素たっぷりの赤血球をつくること(益血)、心臓の働きを強め(復脈)抹消に至る血液循環を改善することで手足を温めるということです。

参考文献:「はじめての高麗人蔘」~監修:長谷川秀夫薬学博士